さて、簡単な形状が描けるようになったところで、
次に形状の移動・コピーを覚えましょう。
形状を移動するときには、形状を選択した状態で
を選択、
コピーをするときには、同様に
を選択します。
まずは「上面図」に長方形を描いてみましょう。
長方形が選択された状態で
ツールから「直線移動」を選びます。
これにより、ドラッグすることで移動することが出来ます。
「上面図」でドラッグしている最中に「正面図」や「側面図」を見て下さい。
横に動くだけで上下には動きませんね。
これは当然のことで、「上面図」はY軸方向から見ていることを先に述べました。
つまり「正面図」や「側面図」の上から見ているわけですから
「上面図」で上下左右に動かしてもY座標は変わりません。
つまり「移動」するのは「常に一つの平面上で」ということになります。
Z軸方向から見ている「正面図」で移動すれば、X、Y軸方向に移動でき、
X軸方向から見ている「側面図」で移動すれば、Y、Z軸方向に移動できます。
もう一度次の図で確認してみて下さい。

各作業面で移動している最中に「透視図」を見てみれば
どの方向に移動しようとしているのかがわかると思いますので
それぞれの画面で形状を移動してみましょう。
この感覚が掴めれば、3D空間を縦横無尽に移動できますね。
コピーについても同様の手順で、
「移動」と「コピー」の違いは「元の場所に形状が残るか残らないか」だけです。
さて、次に形状を回転させる方法についてみてみましょう。
同じ長方形を回転させてみましょう
長方形が選択された状態で
から「回転」を選択します。
回転するには「どこを中心にして」「どれだけの角度」が必要です。
「回転」を選んだときには回転の中心が「原点」に選択されていますが、
回転の中心にしたいところでクリックすれば、そこが中心になります。
下の図では、長方形の左下を中心としました。
中心を決定したら、ポインタまで線で結ばれます。
これを好きなだけドラッグして回転させれば角度が決定します。
このようになりました。
「コピー」の「回転」でも同様の操作になります。
上の画面はもとの形状との違いが分かりやすいように「コピー」で回転させました。
以下では「移動」を中心に説明していきますが、
同じ操作で「コピー」も可能です。
簡単な操作で回転することが出来ましたが、
これでは角度が曖昧になってしまいます。
例えば、30度だけ回転したい、という場合にはどうするのでしょうか。
数値入力による処理は「移動」も「コピー」も「特別」というメニューで処理します。
から「特別」を選んでみましょう。
先ほどの「回転」と同様にクリックすると中心点が決定し、以下のようなウインドウが表示されます。
ここで「回転」のところに数値を入力してやれば、
その角度分回転してくれます。
とりあえず「回転」の「Y」のところに「30」と入力して「OK」を押してみましょう。

先ほどの回転と同じように回転させることが出来ました。
このウインドウは3D空間と、各作業面の関係がしっかり掴めていないと理解しづらいかもしれません。
今回転させた作業を元に考えてみると、
「Yの回転のところに数値を入力すると、Y軸から見ている作業面で回転させる」
と考えて下さい。
「Y軸からみている作業面」というと、
第1章ステップ4で紹介したように、「上面図」であることがわかります。
といったことから、先ほどのように「上面図」で回転したわけです。
同様に同じ長方形を「正面図」で回転させるには「Z」のところに数値を入力すればよいわけです。
慣れないとなかなか難しいかもしれませんので
同じ形状を様々な角度で回転させてコツを掴んでおきましょう。
、
ツールでは、「移動」「回転」以外にも「拡大」「縮小」も可能です。
操作方法はドラッグによる「回転」と基本的に同じです。
ツールから「拡大縮小」を選んだ後に
「どれだけ変化させるか」をドラッグによって決定します。
特に難しくないので、ご自身でいくつか形状を変形させてみましょう。
なお、「拡大縮小」は縦横比が固定されていないので
横長・縦長、好きなように変形できます。
「均等拡大縮小」は縦横比が固定されているため
たとえば横に拡大した比率分だけ縦にも拡大します。
また、
、
ツールには、「せん断」というメニューもあります。
今回の講座では特に使いませんのでサラリと流してしまいます。
「せん断」とはどんなものか、気になる方は
「拡大縮小」と同様の手順で使ってみて下さい。
次回はいよいよ作成した形状をレンダリングしながら、
レンダリングに最低限必要な知識から見ていくことにしましょう。