ではいよいよレンダリングに入ってみましょう。
今まで学んだ技術で、以下のような形状を並べてみました。
さて、これをレンダリングをしてみましょう。
まずはレンダリングする対象を選択する必要があります。
作業画面の時に「編集」メニューから「すべて選択」を選びます。
レンダリングをするには「特別」メニューから「レンダリング」を選びます。
MacならCmnd+R、WinならAlt+Rでも同様の操作となります。
すると以下のウインドウが表示されます。

まず今回は「レンダリングの設定(1)」ということで、
このままレンダリングしてみましょう。
上記のウインドウで「レンダリング」を押します。
すると「イメージウインドウ」が新たに開かれて下の図のようにレンダリングされました。

このカメラ視点はどこから来ているかというと、
第1章ステップ4でも触れたように「透視図」から見たアングルです。
このカメラ視点を変えることももちろんできますが、
細かいことはもうすこし先で扱っていきます。
レンダリングの設定をちょっと変えてみましょう。
今回見ていくのは「レンダリング手法」、「曲面の分割」です。
まずは「レンダリング手法」を変えて見てみましょう。
プルダウンメニューを選択すると以下の三つが選べます。
(比較しやすいように「曲面の分割」は「普通」に統一してあります)
| 「スキャンライン」 |
![]() |
|
| 「レイトレーシング」 | ![]() |
|
| 「分散レイトレーシング」 | ![]() |
いかがでしょう?
違いがわかりますか?
形状が単純なのでちょっとわかりづらいかもしれませんが、
「レンダリング手法」とは、「どれだけレンダリングを丁寧にするか」と思って下さい。
「スキャンライン」は、わりと手軽にイメージを掴むためのもので、
円や球がデコボコで、他の図形もギザギザになっていますね。
逆に「分散レイトレーシング」になると、円や球はもちろん、
他の図形も縁が奇麗に描かれていますね。
簡単に言うと「レイトレーシング」を基準に考えた場合、
「スキャンライン」は手抜きレンダリング、
「分散レイトレーシング」は丁寧レンダリングと考えれば分かりやすいでしょう。
なお、レンダリングにかかる時間は、
当然レンダリングが丁寧になる分、長時間になります。
さて、次は「曲面の分割」を比較してみましょう。
比較しやすいように「レンダリング手法」は「スキャンライン」で統一します。
なお、こちらは直線で構成されている平面には影響しませんので
円、球をアップにして見てみましょう。
| 「分割しない」 | ![]() |
|
| 「粗い」 | ![]() |
|
| 「普通」 | ![]() |
|
| 「細かい」 | ![]() |
|
| 「最も細かい」 | ![]() |
いかがですか?
「細かい」と「最も細かい」がちょっとわからないかもしれませんが、
「曲面の分割」がどういった意味のものかは一目瞭然だと思います。
こちらも「レンダリング手法」と同様に、
分割が細かくなるほどレンダリング時間が長時間になります。
さて、これでレンダリングの設定の簡単な違いを見てきましたが、
これらを組み合わせていくだけで15通りになってしまいます。
とは言え「曲面の分割」を「分割しない」などにすることはめったにありません。
そういった経験上から考えて、
「形状を作成しながらイメージをつかむレンダリング」では
「レンダリング手法」を「レイトレーシング」、
「曲面の分割」を「細かい」に設定しておけばいいでしょう。
最終的に完成品としてレンダリングするときには
時間をかけて「分散レイトレーシング」、「分割を最も細かく」とすると良いでしょう。
今回は「レンダリングの設定(1)」ということで、
レンダリング方法による違いを見てきました。
レンダリングにはまだまだたくさんの設定項目がありますが、
後日第2章の最後で触れていきたいと思います。
次回は、
を使って、平面を立体化していく方法、
形状の位置関係やグループ分けを処理する「ブラウザ」の使い方、
そして形状の「表面材質」について触れていきます。