ここでは、前回扱った簡単な形状を立体にする方法を学習していきます。
主に「掃引」と「回転」によって作られます。

頻繁に使うものとして、があります。
まず、簡単な長方形を立体にして直方体を作ってみましょう。

このような長方形を「上面図」に描いてみました。
当然まだ「平面」ですから「高さ」がないわけで、「正面図」を見ると

という感じですね。
これに「高さ」を与えるのが です。
から「掃引」を選び、「正面図」で作業していきます。

上の図のように、今ある形状「平面」から「高さ」分だけ上にドラッグします。
図では5グリッド分ドラッグしました。すると・・・

このようになりました。
これを「透視図」で見てみると

となっています。
直方体が完成しました。
簡単ですね。
今回は「高さを与える」という表現を用いましたが、
とくに「高さ」と限ったわけではないことはわかりますか?
最初に作った長方形を「正面図」で描いた場合にはどうでしょうか。
「掃引」する方向はZ方向になり、「高さ」というより「奥行き」となりますね。
どのみち同様に立体になりますので、どこから描いてもいいわけです。



次に、 の「回転」を使ってみましょう。
下の図のように「上面図」に長方形を描きました。
(一辺は赤線で隠れていますが、長方形です)

まずは回転軸1で回してみましょう。

から「回転」を選び、長方形の一辺である回転軸1をドラッグします。
垂直な線ですので、Shiftを押しながらドラッグすると良いでしょう。
(曲がっていなければ長さは特にどれくらいでも構いません)

   

すると、「上面図」では上の左の図のように、「正面図」では右図のようになりました。
つまり、ドラッグしたところを軸として一回転させるわけですね。
これを「透視図」で、およびレンダリングしてみると

   

このように出来上がりました。

・・・と言いたいところですが、
ひょっとすると「正面図」が以下のようになっている方はいらっしゃいませんか?

「あれ?穴が開いてる?」という方も、ひょっとするといるかもしれません。
これは、「上面図」にポインタがあるときの「正面図」での高さの問題です。
「上面図」にポインタを持っていったときには
そこはX軸方向とZ軸方向が自由な分、Y方向は固定されています。
試しに「上面図」にポインタを持っていってたときに「正面図」を見てみると

   

といったようにポインタのY軸が違う場合があります。
左の図の高さであれば、先ほどの「回転軸1」で回転させればドーナツ状にはなりません。
逆に右の図の高さにあるようならドーナツ状になってしまいます。
こんなマチマチではいけませんので、ちゃんと対策がとられています。
それは、MacならOption+クリック、WinならCtrl+クリックです。
これにより、「上面図」にポインタがあるときの「正面図」での高さを固定することができます。
なかなか伝わりにくいですが、かなり重要なポイントです。
「上面図」でポインタを動かすと、Y軸は固定されてしまいますが、
その固定されるY座標を「正面図」でOption+クリック(Ctrl+クリック)により
好きなところに決定することができるのです。
これを使えば、ドーナツ状になってしまった人も
「正面図」で平面と同じ高さをOption+クリック(Ctrl+クリック)してやることにより、
奇麗な円柱状の形状が作れるようになります。

さて、皆さん同様に円柱状が作れたとして
次に「回転軸2」で回転させてみましょう。
もちろん「正面図」では、平面と同じ高さでOption+クリック(Ctrl+クリック)しておきます。
どのような形状が出来上がるか想像できますか?

  

「正面図」では左図のようになり、レンダリング結果は右図となりました。
さっきのように、失敗によるドーナツ型ではなく、意図的に作ることができました。
これは、回転軸と回転される形状の間にすき間があるので
中央に穴ができた結果ですね。

基本的に意識して回転させるときには
このように「形状に対して平行または垂直」が普通ですが、

などのように敢えてズレた回転軸にすることで複雑な形状を作ることも可能です。
一つの長方形でも回転軸を換えるだけで様々な立体が作れますので
いろいろと変化を付けてやってみても良いでしょう。

もちろん回転させる形状も様々に変えても構いません。
「さっきからドーナツドーナツ言ってるが、ドーナツとはこうだ!!!」

・・・というのも簡単にできますね。
長方形ではなく円を回転させた結果です。

また、

この形状は先程も登場しました。
先程は「長方形を、その一辺で回転させて」作りましたが、
先に述べた「掃引」を用いて、「円を掃引して」作ることもできます。

今後様々な形状を作っていくことになりますが、
一つの形状でも視点を変えれば別の作り方ができる、
ということも頭の片隅に残しておいて下さい。


次の項目では、多くの形状をグループ分けしたり
位置関係を把握しやすくするための「ブラウザ」について触れていきます。