第一章 パソコンで音楽


パソコンと音楽の関係

日頃、耳にしてる音楽、J-popや洋楽、ゲーム音楽などのほとんどは曲を制作する時、道具としてパソコンを使用して作っている事が多いと思います。例えば、曲のボーカル以外のパートは全部パソコンで打ち込んだ演奏だったり、ギター、ベース、ドラムなどの生楽器の音をパソコンの音を入力する部分から取り入れ、音を組み立て、曲を構成したりします。近年、パソコンは音楽に必要不可欠な道具になってきています。

コンピュータミュージックには様々な機械が必要でしたが、最近はパソコンの性能の向上によってパソコンだけで、音楽制作が十分出来るようになってきています。音楽スタジオのように部屋中道具だらけでなくても、そこそこ最低限の道具だけで、ハイレベルな音楽制作が可能になってきています。

パソコンと音楽の関係は、つい最近になってから親密な関係になった訳ではなく、パソコンがまだ研究室で開発され、一般に普及していない頃から音響研究などに使用されてきました。当時、音自体を計算して作る研究や、パソコンに音楽を作曲させる研究などが行われていました。しかしパソコンの性能の限界から、2分の音楽を作るために何時間も費やしたり、一つの音を作るために何日も費やすことを余儀なくされました。パソコンが一般的に音楽制作の現場で使用されるようになったのは、80年代頃からでした。それ以前から前衛音楽の一ジャンルであった電子音楽に利用されていましたが、ポピュラーミュージックのような、一般に聴かれる音楽の制作に登場したのはこの頃です。しかし、その頃もまだパソコンの性能が発展途上の段階だったため、出来る事が限られていたり、何億円もする大変高価なものであったりしました。

時代が移りパソコンの技術や性能の向上、低価格化、一般家庭への普及に伴い接しやすく、購入しやすくなった現在、音楽制作には必ず使われるようになってきています。