第二章 音楽する前に

■サウンドボード

ここでは、もっと具体的にコンピュータの音楽制作に使われるソフトや、道具について触れながら進めていき、普通どのような環境で制作されているかを知ってもらいたいと思います。また、今後本格的に始めようと考えるている人の参考にしてもらいたいと思います。

サウンドボード
パソコンの裏側には元々マイク入力や、スピーカー出力という音を録音したり音を出したりする音声入出力部分があります。また機種によっては、ステレオ(右と左に音を分けることで空間感をだす)の音声入出力がついているものあります。

(例)パソコンの裏側にある音声入力部分

とりわけ、パソコンに元からついているマイク入力やスピーカー出力でも十分使えますが、高品質な音質や本格的な制作のことを考えると、あまり使えるものとはいえません。ある機種のように、ステレオの音声入出力が元々ついているものならよいのですが、小さい穴のマイク入力などは、本格的な音楽制作の為に用意されてるものではないからです。そのためどうしても、録音する時に音に雑音が入り、その雑音も一緒に録音されてしまったり、録音された音が、実際の音よりかなり劣ってしまったりすることがあります。そこで音質のクオリティーを考え、新たにPCIサウンドボード(拡張カード)をパソコンに追加します。

PCIサウンドボード(拡張カード)
PCI拡張カード(パソコンに特殊な機能を追加する回路基盤)にアナログ音声をデジタル信号に変換する機能(アナログ/デジタル コンバーター)とデジタル信号をアナログ音声に変換し直す機能(デジタル/アナログ コンバーター)を使い、パソコンに音声の入出力を行います。また、直接デジタル信号で音声を扱う入出力端子が同時についている種類のサウンドボードもあります。

〈PCI拡張サウンドボードUSB音声入力装置(USBオーディオインターフェイス)

USB音声入力装置(USBオーディオインターフェイス)
パソコンの裏側にあるUSBポート(USB装置をパソコンに接続する)というシリアルポートがあります。それまでのプリンターポート(プリンターをパソコンに接続する場所)やモデムポート(モデムを接続する場所)と違い、USBは多くの容量(最大127台あまりのUSB装置に接続可能)をパソコンに送ることができます。つまり音声などの大きなデータ信号を送ることもできるので、音声入力をするインターフェイス(装置)として活用されています。

オーディオドライバーソフト
PCIサウンドボードやUSB音声入力装置をパソコンで使えるようにするソフトです。
このソフトがないとサウンドボードやUSB音声入力装置をつかって音を鳴らすことはできません。また、それぞれサウンドボードによって使えるドライバーソフトと、使えないドライバーソフトがあり、事前に使えるかどうかを調べておいたほうがよいでしょう。多くのオーディオドライバーソフトはインターネットから無償でダウンロードができます。