第4章 サンプリング

音の標本化・量子化

音は空気の振動として伝わります。マイクを使って空気の振動を電気の振動に変換して、電気で音を伝えていきます。このとき音圧の変化と電圧の変化とは類似しているので、アナログ信号といわれます。そのアナログ信号を表現精度に応じて適切な時間間隔で拾い出し標本化することを「サンプリング」といいます。

サンプリングした電圧値に代表となる電圧値を割り当てることを量子化という。さらに2進法に直すことを符号化といいます。つまり、符号化された信号は、パルス(ごく短時間一定の電圧あるいは電流などがある波形)のある・なしによって0または1を表すもので、これが一般 的にデジタル信号と呼ばれています。このようにアナログ信号から符号化された信号にすることをPCM(Pulse Code Modulation)方式と呼びます。

オーディオテープやアナログレコードはアナログ信号を記録する媒体で、DAT、MD、CD、などはデジタル信号を記録・再生します。ハードディクレコーディングもデジタル信号で記録再生します。標本化や量子化はデジタル信号に変換する機器に共通した基本原理なのです。